EinsteinBot初期設定完全ガイド

By | May 7, 2020

初めに

EinsteinBotの初期設定、Wizardでぽこぽこやっちゃうと、よく分からないまま「とりあえず動作する」という状況になりがち。なので、設定の具体的な中身を理解したいという次第。

事前準備

「チャット」「EinsteinBot」「オムニチャネルルーティング」をそれぞれ有効化しておく。

EinsteinBot基本設定の概要

EinsteinBotの初期設定に関連するのは主に「Routing Configurations」「Queue」「Chat Buttons & Invitations」の三つ。手動設定時には図の枝から設定していくとよい。

「Routing Configurations」は文字通り、Routingに関する設定。ルーティングについては別途解説予定。

EinsteinBot(というよりLiveAgent)の利用時には、Agentへのルーティングに際して「チャットのトランスクリプト」レコードの待ち場所が必要となるのでその設定を「Queue」で行う。

QueueMemberの割り当てに関しては、「チャットのトランスクリプト」の受け手が本質的なポイントなので、(LiveAgent機能を念頭に置きつつ)Agent相当のロールに割り当てておけば問題ない。

設定例↓

LabelBot&LiveAgentQueue
Queue Name Bot_LiveAgentQueue
Routing Configurations LiveAgentOmniRoute
Supported ObjectsChat Transcript
Queue MembersRole equivalent to Agent

「Chat Buttons & Invitations」 は、Live AgentやEinsteinBotの導線となる右下の「チャットボタン」の設定。Queueとの紐づけもここで行う。

以上で、EinsteinBotを動作させるための基本設定は完了。

EinsteinBotリリース設定の概要

設定対象は「Chat Deployment」「Embedded Service Deployments」の二つ。

「Chat Deployment」はサイト右下のチャットウィンドウの生成に関連する設定で、ウィンドウのデザインの設定の他に、「顧客にチャットログの保存を許可するかどうか」とか「デベロッパー(こちら側)に Pre-Chat API へのアクセスを許可するかどうか」とかの設定もここで行う感じ。

「Embedded Service Deployments」 はSalesforce CommunityやSite.comに埋め込む場合にのみ設定。「Pre-chat page」の設定とかもここで行う。

EinsteinBotのCommunityへの埋め込み方法

「CSP(Content Security Policy)」の設定と「Embedded Service Chat」の設定を行う。

↓のTrailhead通りにやればOK

https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/projects/build-an-einstein-bot/prep-for-einstein-bots