初めに
EinsteinBotの初期設定、Wizardでぽこぽこやっちゃうと、よく分からないまま「とりあえず動作する」という状況になりがち。なので、設定の具体的な中身を理解したいという次第。
事前準備
「チャット」と「EinsteinBot」と「オムニチャネルルーティング」をそれぞれ有効化しておく。
EinsteinBot基本設定の概要
EinsteinBotの初期設定に関連するのは主に「Routing Configurations」と「Queue」と「Chat Buttons & Invitations」の三つ。手動設定時には図の枝から設定していくとよい。
「Routing Configurations」は文字通り、Routingに関する設定。ルーティングについては別途解説予定。
EinsteinBot(というよりLiveAgent)の利用時には、Agentへのルーティングに際して「チャットのトランスクリプト」レコードの待ち場所が必要となるのでその設定を「Queue」で行う。
QueueMemberの割り当てに関しては、「チャットのトランスクリプト」の受け手が本質的なポイントなので、(LiveAgent機能を念頭に置きつつ)Agent相当のロールに割り当てておけば問題ない。
設定例↓
Label | Bot&LiveAgentQueue |
Queue Name | Bot_LiveAgentQueue |
Routing Configurations | LiveAgentOmniRoute |
Supported Objects | Chat Transcript |
Queue Members | Role equivalent to Agent |
「Chat Buttons & Invitations」 は、Live AgentやEinsteinBotの導線となる右下の「チャットボタン」の設定。Queueとの紐づけもここで行う。
以上で、EinsteinBotを動作させるための基本設定は完了。
EinsteinBotリリース設定の概要
設定対象は「Chat Deployment」と「Embedded Service Deployments」の二つ。
「Chat Deployment」はサイト右下のチャットウィンドウの生成に関連する設定で、ウィンドウのデザインの設定の他に、「顧客にチャットログの保存を許可するかどうか」とか「デベロッパー(こちら側)に Pre-Chat API へのアクセスを許可するかどうか」とかの設定もここで行う感じ。
「Embedded Service Deployments」 はSalesforce CommunityやSite.comに埋め込む場合にのみ設定。「Pre-chat page」の設定とかもここで行う。
EinsteinBotのCommunityへの埋め込み方法
「CSP(Content Security Policy)」の設定と「Embedded Service Chat」の設定を行う。
↓のTrailhead通りにやればOK