前書き
意外と利用頻度の少ないSalesforceからのリストメール送信の仕様についてまとめてみたいと思います。
主な仕様
リード・取引先責任者・個人取引先・キャンペーンメンバーに対してリストメールを送ることができる。
Classicメールテンプレート・Lightningテンプレート・クイックテキスト・差し込み項目など基本全部使える(※例外的に「キャンペーン」の差し込み項目だけ使用できない)
送信制限としては、(通常のSFからの外部メール送信と同様に)「組織の 1 日のメール送信制限」が適用される。つまり、1日5000件が送信上限となる。
同時送信数の上限はなし(※ただし、リストビューで送信対象にするレコードをポチポチ選択するスタイルの場合は最大200件)
HTMLメールの開封状況を確認できるのは送信ユーザのみ(※従って「HTMLメール状況」レポートをシステム管理者が開いても、自分が送信者でないメールに関する情報は一切確認できない。これはつまり、組織単位での開封率の可視化が不可能であることを意味する。本仕様に関しては一切の回避策が存在しない。)
設定方法
なし(リストビューの右上や関連リストから「リストメールの送信」を選択するだけ)
※「リストメールの送信」が表示されない場合は下記を確認
- 当該オブジェクトの検索レイアウトで「リストメールの送信」一括アクションが追加されているか
- 当該ユーザに「リストメールの送信を許可」システム権限があるか
- (Sandboxの場合)「送信(Deliverability)」