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記事の意図
深い洞察をあれこれ行うつもりはなく、そもそもSoftware企業であるSalesforceが”No Software”を謳い文句にしていたのはトヨタが”No Car”を謳ったり、任天堂が”No Game”を宣伝文句にするくらい意味不明だったのではないかという(現代人から見ると)至極真っ当な疑問を解消したい次第
結論
初期のSalesforceは「フロッピーやCD使ってインストールしないといけないソフトウェアと違って、うちはただのWebサイトですよ」というノリで自社製品をアピールしていた。
当時の状況(2000年頃)
- Windows2000が発売されたばかりで、Windows98やWindows95が多く利用されていた。
- ソフトウェアを利用するには、以下の手順が必要だった。
- ソフトウェアが記録されたフロッピーやCDを物理店舗での購入や郵送により入手する
- フロッピーやCDを何枚も入れ替えながらインストールする
- 容量不足・スペック不足・追加ライブラリのインストール・OSがそもそも対応していないなどの様々な問題を解消する
- 企業で決裁権を持ってるジジイは大体ソフトウェア嫌いだった
↓
こういう状況においてSalesforceは今で言うところのクラウド製品だったので、「うちはソフトウェアではなく、ただの会員制ウェブサイトです!」というノリで当時の業界No.1CRM(Siebel CRM)のDreamforce的なイベントの会場(※San Diego Convention Center)の前まで乗り込んで「ソフトウェアのSiebel CRMはクソ」キャンペーンを展開するなどした。
■威力営業妨害レベルのエグい営業↓
■Siebel CRM
■昔のSalesforce