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概要
営業管理の単位と販売管理の単位が競合すると悩ましいことになりやすいです。
ここに与信管理も含めると、「与信管理」・「営業管理」・「販売管理」の三つの粒度が一般に存在することとなります。
これらが相互に競合しないようなRDB構成を考えなくてはなりません。
注意事項
※本記事は全てりがるでぃの主観です。
※本記事の考慮範囲に売上管理は含まれません。
基本パターン
こういうのが基本パターンじゃないかと思う。
商談成約時に契約レコード自動生成とかもあるある。
請求管理単位で分割するパターン(マネーフォワード連携パターン)
販売管理上の要件から取引先を分割(階層化)するパターン。
「マネーフォワード for Salesforce」だとこれ必須。
営業管理単位で分割するパターン1(支店ごと契約パターン)
支店のように廃統合が少ないものに関して取引先を分割するパターン
営業管理単位で分割するパターン2(くそエンプラパターン)
毎年のように部署の新設・統合・消滅を繰り返すエンプラ(くそエンプラ)たちに対応するための構成。
Salesforce内で部署に対して契約や請求のリレーションを組んではいけない。
その部署、来年は名称が変わり、再来年別部署と統合し、3年後複数部署に分岐したあと、4年後片方の部署が子会社として独立するぞ?
営業管理でも販売管理でも取引先を分けたいパターン(営業と会計疎結合パターン)
「混ぜるなキケン」というメッセージを感じ取ってほしい。
商談の情報を契約に参照で引き継がせたいパターン
部署単位での営業管理はどっか(取引先責任者とか)で勝手にやってという潔さを感ずるパターン。
販売管理情報最小限でよいパターン
トリッキーだけどこういうのもある。
最後にコメント
・幾つかのパターンを書きましたが、現実の案件では業務特性や外部システム連携要件の兼ね合いで上記ER図にそのままハマったことは一度もないです笑
・まだまだ経験が浅いのでお気付きの点などあればTwitterのリプライでお気軽にコメントください(勉強させてください)(´・ω・`)ノ