商談所有者の一括移行

By | October 20, 2020

概要

リードやカスタムオブジェクトと異なり、「取引先」や「商談」についてはリストビューから一括で「所有者の変更」を行うことができません。

本問題の回避策について紹介していきたいと思います。

回避策1:一個一個手動

効率化を諦めるパターン(´・ω・`)ノ

  • レコードページから「所有者」項目を編集する
  • リストビューから「所有者の変更」

回避策2:「所有権の一括変更」機能を利用

ユーザの退職や異動に伴い、レコードの所有権を特定のユーザから別の特定のユーザへと一括移行したい場合はこの機能を利用します。

https://help.salesforce.com/articleView?id=admin_transfer.htm&type=5

回避策3:所有者項目と同期するカスタム項目作成

所有者項目に同期するユーザ参照項目をカスタムで作成することで、リストビューからの一括インライン編集を実現する方法。

https://www.clintmajors.com/blog/2018/7/30/bulk-reassign-opportunities-from-list-view

回避策4:所有者項目を使わずにカスタム項目(ユーザ参照)を作成

そもそも所有者項目をアクセス権の制御に利用していないのであれば、商制約が厳しい所有者項目を談担当者の識別のために無理して使う必要はないという発想。

当然ながら、リストビューからの一括インライン編集が可能です。

回避策5:所有者項目を使わずにカスタム項目(選択リスト)を作成

基本的な発想は回避策4と同じです。

回避策4に対する利点としては、①Salesforceにユーザとして登録されていない人物も選択可能なこと②入力時に値が一覧表示されるため見やすい(UIが優れている)ことなどが挙げられます。

一方で、ユーザの属性情報を利用することはできないため、ユーザの属性情報を利用したロジック(メール自動送信など)が組めなくなってしまうデメリットもあります。

回避策6:データローダやG Connertor for Salesforceを利用

CSVやスプレッドシートに一度吐き出して、所有者を一括編集した後にSalesforceに戻すパターン。

商談所有者の割振りが一回性のものであればこれで問題なし。

回避策7:AppExchangeを利用する

https://appexchange.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000003JEIpEAOhttps://appexchange.salesforce.com/listingDetail?listingId=a0N30000009w8ZBEAY