数式項目の制限事項

By | June 17, 2022

実装時によく出てくる疑問

・数式で親の親の情報まで参照できる?

・数式の条件分岐だけでどの程度ロジックを巻き取れるのか?

・別の数式項目の参照(つまり、数式の数式)は可能か?

・数式でリッチテキストエリアやロングテキストエリアは参照できるのか?できる場合、画像や文字の装飾まで再現されるのか?

制限まとめ

Q:何階層上の情報まで参照できるのか?
A:10階層上までOK

Q:どの程度までロジックを巻き取れるのか?
A:下記制限に収まる範囲であれば巻き取れる。

  • 数式内文字数:3900文字(※日本語はマルチバイトのため、日本語を用いる場合は実質的にこれより厳しい制限となる)
  • 出力文字数:1300文字
  • 保存サイズ:4000バイト
  • コンパイルサイズ:5000バイト

Q:別の数式項目を参照する数式項目(数式の数式)は可能か?
A:可能(※ただし、参照先の数式が参照元の数式に依存するといった「循環構造」となる場合は不可)

Q:ロングテキストエリアやリッチテキストエリアの参照は可能なのか?
A:不可(※なお、入力規則の条件として利用することは可能)
 →挙動としては、数式の中で参照先項目を選ぼうとしてもロングテキストエリアやリッチテキストエリアは選択肢として表示されない。

公式ヘルプ記事

https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.formula_field_limits.htm&type=5