前書き
標準機能ではありませんが、設定をすれば実装可能です。ちなみに日本のSalesforce.com社もこのやり方でIS(インサイドセールス)にリード割り当ててます。
Salesforce.com社ではISの人数多いので「キュー」に均等に割り当てるかたちで実装されてますが、今回は普通に個々のユーザに割り当てる方法を紹介していきたいと思います。
大まかな流れ
- リードに作成順に値が入る自動採番項目を作成する
- リードに上記自動採番項目÷グループ人数の余りを求める数式項目を作成する
- 上記数式の値が1の場合はAさん、2の場合はBさんといった割り当てルールのエントリを人数分作成する
注意事項
- チーム人数が変動するごとに数式を編集する必要あり
- チームメンバが変化するごとにエントリを編集する必要あり
思想
リード名 | 自動採番 | ISの人数で割った余り+1 | 割り当て |
リードA | 0 | 1 | 1:田中さん |
リードB | 1 | 2 | 2:佐藤さん |
リードC | 2 | 1 | 1:田中さん |
リードD | 3 | 2 | 2:佐藤さん |
リードE | 4 | 1 | 1:田中さん |
具体的な実装
数式の部分を↓の感じで実装すればOK
MOD(VALUE({自動採番の項目名}) ,3) +1
あとは分かると思うので省略
基本的に↓通りやれば大丈夫
リード割り当てルールに関する注意事項
- ブラウザからリードを手動作成する場合、左下のチェックを入れない限り割り当てルールは作動しない。その場合、リードの所有者は当該の操作を行っているSalesforceユーザになる。(チェックボックスを入れると、割り当てルールによって所有者が決まる)
- データインポートウィザード経由でリードをインポートする場合、割り当てルールの適用は「リードの割り当てルール」を選択するか否かに依存。
- データローダ経由でリードをインポートする場合、「割り当てルール」を適用するには事前に下記設定を行っておく必要あり。
- Web-to-リードによりリードが作成された場合、原則的に「割り当てルール」が適用される。(※こちらは調査情報であり、未検証)
- Apex経由で作成されたリードは、原則的に割り当てルールの適用対象外。適用する場合は、database.DMLOptions オブジェクトのassignmentRuleHeader メソッドを使用する。