リードをチームメンバに均等に割り当てる方法(ラウンドロビン式割り当て)

By | June 28, 2020

前書き

標準機能ではありませんが、設定をすれば実装可能です。ちなみに日本のSalesforce.com社もこのやり方でIS(インサイドセールス)にリード割り当ててます。

Salesforce.com社ではISの人数多いので「キュー」に均等に割り当てるかたちで実装されてますが、今回は普通に個々のユーザに割り当てる方法を紹介していきたいと思います。

大まかな流れ

  1. リードに作成順に値が入る自動採番項目を作成する
  2. リードに上記自動採番項目÷グループ人数の余りを求める数式項目を作成する
  3. 上記数式の値が1の場合はAさん、2の場合はBさんといった割り当てルールのエントリを人数分作成する

注意事項

  • チーム人数が変動するごとに数式を編集する必要あり
  • チームメンバが変化するごとにエントリを編集する必要あり

思想

リード名 自動採番 ISの人数で割った余り+1 割り当て
リードA 0 1 1:田中さん
リードB 1 2 2:佐藤さん
リードC 2 1 1:田中さん
リードD 3 2 2:佐藤さん
リードE 4 1 1:田中さん

具体的な実装

数式の部分を↓の感じで実装すればOK

MOD(VALUE({自動採番の項目名}) ,3) +1

あとは分かると思うので省略

基本的に↓通りやれば大丈夫

リード割り当てルールに関する注意事項

  • ブラウザからリードを手動作成する場合、左下のチェックを入れない限り割り当てルールは作動しない。その場合、リードの所有者は当該の操作を行っているSalesforceユーザになる。(チェックボックスを入れると、割り当てルールによって所有者が決まる)
  • データインポートウィザード経由でリードをインポートする場合、割り当てルールの適用は「リードの割り当てルール」を選択するか否かに依存。
  • データローダ経由でリードをインポートする場合、「割り当てルール」を適用するには事前に下記設定を行っておく必要あり。
  • Web-to-リードによりリードが作成された場合、原則的に「割り当てルール」が適用される。(※こちらは調査情報であり、未検証)
  • Apex経由で作成されたリードは、原則的に割り当てルールの適用対象外。適用する場合は、database.DMLOptions オブジェクトのassignmentRuleHeader メソッドを使用する。

参考:Database DMLOptions Methods