概要
Salesforceには、見積作成時に商談商品の情報を見積品目にトレースする機能が標準で実装されていますが、この際カスタム項目については同期されません。
従って、カスタム項目の情報を商談(商談商品)↔見積(見積品目)間で継承してあげたい場合には、カスタムで簡単にロジックを開発してあげる必要があります。
本当にあった怖い話
Tips
実装方法
「見積品目」オブジェクトに下記のカスタム項目を作成します。
データ型 | 数式 |
戻り値のデータ型 | テスト |
表示ラベル | 商談商品ID |
API名 | OpportunityProductId |
数式 | OpportunityLineItem.Id |
次に下記のトリガフローを作成。
「商談商品取得」で同期させたいカスタム項目の値を変数に格納して、それを「見積品目更新」で使ってあげるイメージ。
「商談商品取得」の中身
「見積品目更新」の中身
あとがき(注意点)
これで見積品目作成時に商談商品のカスタム項目の値を引っ張ってくるロジックが完成しましたが、もしも見積から商談側に戻す標準機能を利用されている場合は、逆向きのロジックも開発してあげる必要があるので、その点ご注意ください。