子レコードの参照先を親レコードに同期させる方法

By | May 1, 2020

概要

タイトルのような要件、しばしば発生するかと思います。

RDB的には完全に不要な参照ですが、Salesforce標準の関連リストに表示できるかどうかがUI・UXにクリティカルな重要性を持つ場合や親レコード更新時に子レコードを更新するロジックの宣言的開発を大幅に簡略化したい場合などに利用するイメージです。

ロジックの概要

親レコードの参照先を子レコードに同期させなくてはならない全てのパターンを以下にまず挙げます。

  • 親レコードへの参照を有した状態で子レコードがINSERTされた場合
  • 親レコードへの参照なく作成された(子)レコードの親レコード項目がUPDATEがされた場合
  • 子レコードの参照先親レコードがUPDATEされた場合
  • 親レコードの祖父母レコードへの参照先がUPDATEされた場合

これら全てのパターンを網羅するロジックを作成すればOKです。

ロジックの作成法

取引先←契約←カスタマーサクセスというリレーションを手掛かりに紹介します。

まず、子レコード側に関して、下記のプロセスビルダーを作成します。

次に親レコード側で下記のプロセスビルダーを作成します。

これにて完成です。