Contents
- 1 Data Models
- 2 Understanding Key Objects
- 3 Understanding Key Features
- 3.1 Classic Encryption
- 3.2 Platform Encryption
- 3.3 承認プロセス(Platform)
- 3.4 共有(Platform)
- 3.5 Delegated External Admin(Platform)
- 3.6 コラボレーション売上予測(Sales Cloud)
- 3.7 エンタープライズテリトリー管理(Sales Cloud)
- 3.8 エンタイトルメント(Service Cloud)
- 3.9 オムニチャネルルーティング(Service Cloud)
- 3.10 基本業務フロー(Field Service)
- 3.11 スケジュールポリシー(Field Service)
- 3.12 Appointment Assistant(Field Service)
Data Models
Sales
Service
Field Service(for Exam)
Field Service(for Understanding)
Files
Understanding Key Objects
Object | Description |
AccountContactRelationship | いわゆる複数取引先を有効化すると利用できるようになる。 共有セットにContact.RelatedAccountの設定が増えるのが便利。 |
契約 | ソアスクの販売に近い(つまり、契約に紐づく明細はなく、子Objの注文が明細を持つ) |
注文 | ソアスクの受注に近い |
サービス契約 | サポート契約の基本情報(期間や対象製品)を定義 例:ゴールドプラン(2023/09/01〜2024/08/31) |
エンタイトルメント | サービス契約によって顧客が獲得する権利(SLA)を定義 例:Webサポート(2023/09/01〜2024/08/31) |
作業指示 | 作業を定義 |
作業指示品目 | 作業指示の子タスクを定義 |
サービス予定 | 作業に必要な訪問を定義 |
Understanding Key Features
Classic Encryption
テキスト(暗号)項目を用いた、カスタムテキスト項目の暗号化。データマスクにより「暗号化されたデータの参照」権限を持つユーザ以外には元の値が見えないように。
Classic Encryption↓
Platform Encryption
Salesforce Shiledの一機能。カスタムテキスト項目しか暗号化できないClassic Encryptionとは異なり、標準項目やファイル・Chatterなども暗号化できる。暗号化してもユーザに対してデータマスクがなされる訳ではなく、あくまで内部的に暗号化される。
従って、Classic Encryptionが社内ユーザから情報を奪われないようにすることが目的なのに対して、Platform Encryptionは社外ユーザから情報を奪われないようにすることが目的という違いがある。
承認プロセス(Platform)
- 開始条件
- 申請時アクション
- 承認ステップ
- 最終承認時アクション/取消時アクション/最終却下時アクション
共有(Platform)
Feature | Description |
所有者ベースの共有ルール | 特定のロール (+下位ロール) が所有するレコードを指定したロール (+下位ロール)に共有 |
条件ベースの共有ルール | 特定の条件を満たすレコードを指定したロール (+下位ロール) に共有 |
取引先チーム | 指定したユーザに取引先(+取責・商談・ケース)へのアクセス権を付与 ※ユーザがデフォルトの取引先チームを事前定義しておくことで、特定のユーザが所有者となった場合にチームメンバーに対して自動で権限不要することが可能 |
商談チーム | 指定したユーザに商談へのアクセス権を付与 ※ユーザがデフォルトの商談チームを事前定義しておくことで、特定のユーザが所有者となった場合にチームメンバーに対して自動で権限不要することが可能 |
ケースチーム | 指定したユーザ or ケースチームにケースへのアクセス権を付与 ※組織でケースチームを事前定義しておくことで、割り当てルールによりケースにケースチームを自動で割り当てることが可能 |
Parent Implicit Sharing | 取引先の子レコード(取引先責任者・商談・ケース・注文)にアクセス権を持つユーザは、その親の取引先への参照権を持つ。 |
Delegated External Admin(Platform)
日本語だと「外部ユーザーへのサイト管理の委任」。
「代理の外部ユーザー管理者」権限を持ったCC+以上の外部ユーザに対して、他の外部ユーザの作成・編集・有効化・無効化・パスワードリセットを任せることができる。
自社の他ユーザの管理が基本だが、Account Switcherで別の取引先のユーザの管理を任せることもできる。
コラボレーション売上予測(Sales Cloud)
有効化すると、ユーザ単位でパイプラインに基づく売上or収益の集計を閲覧ができるようになる。
(予算設定機能やMgrにより予想調整機能も気休め程度に付いてるものの)ぶっちゃけ商談レポートで期待収益(Expected Revenue)を積み上げる方法で問題なし
エンタープライズテリトリー管理(Sales Cloud)
郵便番号単位でAEを割り当てるSFJと同様に、取引先を属性に基づいて特定のテリトリーに自動で割り当てることで、当該のテリトリーを担当する営業に取引先(とそれに紐づく商談・ケース)へのアクセス権を付与することができることができる機能。
ナレッジにおけるカテゴリグループとデータカテゴリがごとく、テリトリーモデルの中でテリトリーの階層を事前定義した上で、各テリトリーの単位で割り当てるユーザと取引先をそれぞれ指定する。
エンタイトルメント(Service Cloud)
- サービス契約:契約を定義
例:ゴールドプラン(2023/09/01〜2024/08/31) - エンタイトルメント:SLA(=契約によって顧客が得た権利)を定義。
例:Webサポート(2023/09/01〜2024/08/31) - エンタイトルメントプロセス:エンタイトルメントに基づくサポートのフローを定義
例:標準サポート
対象オブジェクト:ケース or 作業指示
プロセス開始条件:ケース作成
プロセス終了条件:ケース状況 == ‘Closed’ - マイルストン:エンタイトルメントプロセスの具体的なステップを定義
例:初回回答
順番:1
条件:ケースの優先度 == ‘Medium’
タイムトリガ:240分 - マイルストンアクション:マイルストンの成功時・失敗時のアクションを定義
成功アクション:項目自動更新orメールアラートorToDo作成orアウトバウンドメッセージ
警告アクション:項目自動更新orメールアラートorToDo作成orアウトバウンドメッセージ
オムニチャネルルーティング(Service Cloud)
割り当てルールでキューに当たった後に①プレゼンス状況②Capacity③スキルの三つの変数を軸として自動でユーザにルーティングしてくれる機能
ルーティングには以下の三種類がある。
- キューベースのルーティング
- 対応中件数が最小:業務量が少ない人に転送(例:1/5 > 2/10)
- 対応余力が最大:業務量の余力が多い人に転送(例:2/10 > 1/5)
- スキルベースのルーティング
- オムニチャネルフロー(※ATFなどと組み合わせる)
対応オブジェクトは以下。
- ケース
- 請求
- リード
- 商談
- 注文
- 作業指示
- 主オブジェクトがないカスタムオブジェクト
基本業務フロー(Field Service)
# | Actor | Operation | Object |
1 | サポート | 問い合わせの受付 | ケース |
2 | サポート | 作業指示の作成(Where, What) | 作業指示(inc. サービステリトリー & 作業種別への参照) →「スキル要件」自動作成 |
3 | ディスパッチャー | サービス予定の作成(When) リソースの割り当て(Who) | サービス予定 割り当て済みリソース |
4 | 技術者 | 訪問作業 | サービス予定 |
5 | 技術者 | 作業報告 | サービスレポート(inc. 署名) |
スケジュールポリシー(Field Service)
Schedule Policy | Description |
顧客優先 | 顧客が希望するリソースの割り当て > スケジュールの早さ > 移動時間 |
強度高 | リソース生産性 > 顧客希望(※嵐の発生など、作業量が多い場合に適用) |
柔軟な境界 | 異なるテリトリー間でリソースを共有できるように |
緊急性 | 「Emergency (緊急)」 Chatter アクションと併用して、緊急サービス予定にリソースを派遣 |
Appointment Assistant(Field Service)
Field Serviceアプリからの(サービス予定の)状況更新をトリガに、顧客に対して現在地と到着予定までの時間を(ゲストユーザ向けコミュニティページのURLを記載したメール配信を経由して)配信することができる。
→移動開始時と接近時にMobileから手動通知が可能