Mulesoft入門(概要編)

By | October 6, 2020

Mulesoftとはなにか

APIにより接続されたアプリケーション・データ・デバイスのAPIのネットワークを「API-led connectivity apporach」に基づいて開発・管理・デプロイするプラットフォームないしツール

API-led connectivity approachとはなにか

「SOA(サービス指向アーキテクチャ)」を「マイクロサービス(Microservices)」の考え方を取り入れつつ改良したもの

Mulesfoft Japanに従えば「API主導の接続性のアプローチ」と訳される。

「API主導の接続性(API-led connectivity)」とはより具体的に、以下の三つのコンポーネントをカプセル化したものを指す。

  • インターフェース(interface):セキュアで統率された形式でのデータ公開
  • オーケストレーション(orchestration):(フローに基づく)データの変換・エンリッチメント
  • 接続性(connectivity):物理システムや外部サービスからのデータソースへのアクセス

API-led connectivityアーキテクチャ

API主導の接続性アーキテクチャは以下の三つのレイヤーで構成される。

システムレイヤー:記録コアシステム(ERPやCRM)と接続する層。各記録システム(SoR)から取り出されるデータの形式を整形する層であり、また他レイヤーとの絶縁体的な役割も果たす。

プロセスレイヤー:エクスペリエンスレイヤーにおける各チャネル同士に共通するビジネスロジックを配置する層

エクスペリエンスレイヤー:各チャネルに求められるデータ形式に合うよう、データを再構成する層

Mulesoft開発の大まかな流れ

  1. 「Anypoint Studio」を用いてAPI仕様を設計する
  2. 「Anypoint Studio」を用いてAPIを開発する
  3. 「Anypoint Platform」を用いてAPIをサーバにデプロイする
  4. 「Anypoint Studio」を用いてデプロイしたAPIをMulesoftのAPIネットワークに追加する
  5. 「Anypoint Platform」を用いてAPIネットワークを管理する

→詳細については公式チュートリアルを参照

→Mulesoft Japanの方およびパートナー企業の方にはBloomfireの「Hands-on Supplemental Material in Japanese」資料の閲覧も推奨です

AnypointStudio開発画面