Typescript学習メモ

By | April 29, 2021

Typescriptについて

・従来のJavascriptがany型を利用する動的型付け言語であるのに対して、Typescriptは静的型付け言語
 ・静的型付け言語は、コンパイル時od.ビルド時に静的解析(型の整合性チェック)がなされる
 ・型の整合性チェックにより、アプリケーションの安全性が高まる。
 ・Typescriptは実行前にJavascriptにコンパイルされる

React開発について

・2019年にHooksが搭載されたことで、class componentベースのReact開発からfunctional componentベースのReact Hooks開発へと移行
・2019年にRedux Tool Kitが登場したことで、React-reduxの導入が容易となった。
・結論として、2019年後半からReact&React-redux&JavascriptではなくReact Hooks&Redux Tool Kit&Typesciptが主流に。

Typescript初期設定

・Node.jsとVS Codeをインストール
・VS Codeでのreactプロジェクトの立ち上げはterminalに下記コマンドを順に入力する。
 ・npx create-react-app . --template typescript
 ・(インストール成功)
 ・npm start
・下記二つのVS Code拡張機能をインストール
 ・ES7 React/Redux/GraphQL/React-Native snippets
 ・Prettier – Code formatter
・左下の歯車マーク>Settingsの順に遷移し、Format On Saveにチェックをつける。

データ型あれこれ

■型推論(TypeScriptがデータ型を勝手に決定してくれる)

let name = "neko";

■annotation(明示的にデータ型を指定する)

let name: string = "neko";

■基本的なデータ型の一覧

  • Boolean
  • Number
  • String
  • Array
  • Tuple:いわゆる連想配列。マジックナンバーの回避。
  • Enum:いわゆる列挙型。数値に関するマジックナンバーの回避。
  • Unknown:データ型が事前に未確定の場合などに利用する。
  • Any:全ての型を許容する。型チェックをオプトアウトできる。
  • Void:型がないことを意味する。一般に値を返さない関数の戻り値の型に指定する。
  • Null and Undefined:全ての型のサブタイプで、その他の型の値として代入され得る。
  • Never:全ての型のサブタイプで、決して発生しない値の型。例:常に例外を返す関数の戻り値の型。
  • Object

 ■Objectの定義

interface PERSON{
  firstname: string;
  lastname: string;
  age: number;
}

let personObj: PERSON = {firstname: "Taro",lastname: "yamada", age: "30"}

■関数の定義

↓戻り値のデータ型指定なし

const function = (x: number, y:number) ==> {
  return x + y;
}

↓戻り値のデータ型指定あり

const function = (x: number, y:number):number ==> {
  return x + y;
}

■Inspection Type:type同士を結合する

type PROFILE = {age: number;};
type LOGIN = {username: string;};
type USER = PROFILE & LOGIN;
const userA: USER ={age: 20, username: "neko";}

■Union Type:変数が許容するデータ型を複数指定

let name: string | number; //stringかnumberだけを許容する
name = 24;

■Literal Type:変数が許容するリテラルを指定

let name: "Neko" | "Cat" | "Dog";
name = "Dog";

■typeof:宣言済みの変数のデータ型を取得

let name1: string = "neko"
let name2: typeof name1; //name1のデータ型をいわば継承する

ユースケース:JSONをtypeofすることで中身の項目のデータ型を個別に確認・定義しなくてもよくなる。

■keyof:keyofで継承するtypeの全属性をuniontypeで受け取る。

type PROFILE = {
  first: string;
  last: string;
};
let key: keyof PROFILE; //これでfirst | lastだけを許容するように

■Generics(ジェネリックス):<>内のannotationでデータ型を受け取る。

interface GEN<T>{
 item: T;
}
const gen0: GEN<string> = {item: "neko"}:
const gen1: GEN<number> = {item: 2525};

interface GEN1<T = string>{~} //このようにデフォルトのデータ型を指定することも可能

interface GEN2<T extends string | number>{~}//こうすることでextendしたデータ型だけを許容する(それ以外はエラーで弾く)ようにすることも可能

参考

『最速で学ぶTypescript』