前書き
YokiのLPをStudioで作成したので、(今しか書けないであろう)その感想をざっくり箇条書きベースで残したいと思います。
Studioの良かった点
・学習コストが想像以上に低い
→最初は少し戸惑いましたが、公式が提供している動画の後半10分を閲覧しながら真似をしただけで、操作全体の8割がカバーされたと思います。
・テンプレなどを流用してできるデザインの平均点が高い
→Wixでできるサイトの平均点が60点、Bootstrapテンプレでできるサイトの平均点を70点とするなら、Studioでできるサイトの平均点は85点というイメージ。
・レスポンシブ対応がクリックで完結する(CSS不要)
→設定モードを”タブレット”や”スマートフォン”に切り替えてレイアウト変更するだけで自動的にレスポンシブ対応をすることが可能。CSSを一切利用せず、直感的な操作だけでレスポンシブ対応できる点は非常に画期的だと感じました。
・LivePreviewで変更内容をリアルタイムで把握できる
→Editor上での変更がLivePreviewにリアルタイムで反映されるため、Wordpressやスクラッチでの開発のときのように「更新ボタンを一度クリックする」という手間が不要で非常に便利でした。
・Form周りの設定が後処理も含めてほぼゼロ
→Formのテンプレート・FormのValidation設定・Form送信後の遷移設定・Formから流入した顧客情報の通知設定などが全て標準でStudioに用意されているため、Formの設定工数がほぼゼロで済みました。以前スクラッチで頑張った経験と比べると画期的に感じました。
・絶対位置のCSS設定が画面上でクリックベースでできる
→親要素を基準として子要素の位置を決めるabsoluteの設定、CSSだと「設定それ自体」も「(レスポンシブを含めて)どのような見え方になるのかの確認」もなかなか大変なのですが、Studioではそれが画面上の操作で完結するため、そうした悩みから完全に開放されました。
Studioの悪かった点
・Studioというサービス名にオリジナリティがなさすぎて、Googleで情報を検索しようとしても一切引っかからない
→これがダントツで不便な点でした。出てくるのは”Visual Studio Code”関連の記事や”~Studio”という企業名・サービス名の記事ばかり…。
・ヘッダーに関して「スクロールすると色が変わる」というLPで一定需要のある機能を実現できない
→SmartHRやBacklogのようなヘッダーが実現できません。
・ulやolを階層構造(入れ子構造)にできない
→ulやolのタグを使えるのがRichTextコンポーネント内だけなのですが、ulやolを階層構造にすることができません。もしかすると私がやり方を把握できていないだけかもしれませんが…。
一見不便そうで全然不便ではなかった点
・CMSの記事数制限
→「お知らせ」や「顧客事例」を網羅するには十分余裕があると思いました。
・JavaScriptを(iframeおよびGoogleTagManager経由以外で)呼び出せない
→Studioの標準機能で大抵のことは実現できるため不便に感じる場面は一切ありませんでした。
総評
これまでの人生でWordpressやBootstrapやWixなど色々触ってきましたが、CMSを利用する予定がないのであれば、操作性・制作にかかる工数・デザイン性のどれをとってもStudioがダントツで優れているという印象を抱きました。
とはいえWixなどよりも設定難易度は高い(少なくともHTMLやCSSを概念的に理解している必要はある)ため、ペライチやWixといった完全初心者向けのサービスの競合にはならず、Wordpressの競合位置にあるのではないかと思います。