Regardie

Salesforce & AWS Enthusiast.

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制限ルールのユースケースと考慮事項

前提 「制限ルール」の基本的な仕様や設定方法については既に読者が把握しているものとする。 制限ルールの適用対象 制限ルールの適用対象 制限ルールの利用を可能な限り避けるべき理由 アクセス権制御の柔軟性の喪失:ユーザは、制限ルールで定義したルールに合致しないレコードへのアクセス権を消失する。この制約はあらゆるレコード権限付与の手法に対しても優先される。つまり、既存の制限ルールそのものを見直さない限り、制限ルールでの定義に合致しないレコードに対してアクセス権を付与することが不可能となってしまう。… Read More »

SFにおけるLDV対策

前書き レコード数に関連する問題とそれへの対応策をある程度体系的に一覧化したい。 そもそもLDVとは何か 「LDV」とはLarge Data Volumeの各単語の頭文字を取った言葉で、日本語で表すと「大量データ」である。… Read More »

Record-Level-Securityの動作の仕組み

前書き Salesforceのアクセス権制御、とりわけレコードレベルセキュリティの機構の裏側の仕組みについて記述する。 前提知識としてのマルチテナントアーキテクチャ 大前提として、Salesforceはマルチテナントアーキテクチャの中でも、テナント間でSchemaを共有するOne Shared Schemaモデルという強い種類のShared… Read More »

SalesforceにおけるSPF/DKIM設定

前書き SPF/DKIMの具体的な設定方法とその効果については、以下のような優れた記事が既に存在するため、本記事はその手前の部分を中心に取り扱う。 具体的には、以下の流れで説明していく。 メール送信の仕組みとその問題点 メール送信は一般に以下のようなプロセスで行われる。 一言で表現すると、「名前解決によって宛先メールアドレスから送信先メールサーバーのIPアドレスを特定し、SMTPプロトコルを用いてデータを送信する」という、ただそれだけの仕組みである。… Read More »

Salesforceから送信されたメールの履歴を記録・取得する方法

結論 Salesforceから送信されたメールのログを記録する代表的な方法としては以下が挙げられる。 また、Salesforceから送信されたメールのログを取得する方法としては以下が挙げられる。 メールログの記録という観点で見ると、基本的に(SMTPサーバー側に全メールのログを保存する機能を持たせるのでない限り)Compliance BCC Emailを用いることが望ましい。Enhanced… Read More »