三枝匡『戦略プロフェッショナル』の読書メモ
■弱者戦略(後発企業・中小企業の取るべき戦略) 「事業戦略を成長させるには、現在業界で当たり前になっている競争のルールに穴を開けなければならない。つまり事業に成功する人は、自分で新しい競争のルールを創り出していく人である。今市場で行われている競争ルール(業界の”常識”)に則ってやっているだけなら、二位の企業は永遠に二位、三位の企業は永遠に三位のままである。(21頁)」 「ビジネスはどんな小さなセグメントでもいいから、その分野でナンバーワンになるのが勝利のコツ(29頁)」 ■強者戦略(デファクトスタンダードの獲得を目指す企業) 「事業には、成功のための最低限の成長ラインがある[…]爆発的に成長している市場の場合は、自社がたとえ年60%の驚異的成長率を遂げても、最後には負け戦になる[ことがある](28頁)」 「ハイテク・ベンチャーがつまずくときは、技術開発で負けるというよりは、生産技術や営業体制で負ける場合の方が圧倒的に多い[…]市場が成長するにしたがって、競争のポイントが移っていくことに、なかなか気づかない(27頁)」… Read More »